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【3分動画】日々の気配りが紡ぐ安心安全ネット:地域の「さりげない見守り」で守る命

日常の小さな変化が守る命

「お昼を過ぎても隣の家の雨戸が閉まったまま」「隣のおじいちゃんの家の郵便受けに新聞、郵便物が溜まっている」など、これらは日常の些細な変化ですが、実は地域の安全を守る大きな手がかりになり得ます。
あなたはこれらの変化に気づき、行動に移せるでしょうか?

高齢者を守る「さりげない見守り」

千葉県流山市東初石1丁目自治会では、住民の意識が高齢者を狙った犯罪を未然に防ぎました。
それは昨年、壁と屋根の工事をおこなったばかりの家に暮らす高齢者に、工事業者風の人間がしつこく営業する様子を近所の人が目にしました。
不信に思い、消費生活センターに相談したところ、最近その地域で発生している高齢者を狙った悪徳商法である事が判明。未然に契約を阻止することができました。
これは偶然ではなく、この地域独自の防犯活動「さりげない見守り」の成果でした。

見守り活動の具体的な取り組み

この活動では、地域の方に見守りを希望する住民が自治会に登録し、隣近所の人々が見守り協力者となり「朝になって雨戸が開いているか?」「郵便物が溜まっていないか?」「夜になって門灯がついているか?」など見守り希望者の日常の異変に目を光らせます。

画期的な通報システム

さらに、この見守り体制には、見守り希望者に異常を感じた場合、自治会長や民生委員から直接近親者へ通報するという仕組みがあります。
これにより、見守り希望者も遠く離れた親族も安心を得ることができます。

見守り希望者も近親者も安心する見守り体制

地域の安全は私たちの手で

「さりげない見守り」は、人間の付き合いに根ざした安心安全活動です。
近所の高齢者に起こる些細な変化に気を配り、街の異変を感じたらひとりで悩み迷わず、まずは周囲に声を上げ、住民同士で協力しあい解決することが大切です。