菊川断層の揺れを想定…彦島地区防災訓練
J:COM安心安全チーム、下関エリア担当の有馬です。
9月21日に彦島地区で行われた防災訓練を取材しました。
その模様をお伝えします!
M7が想定される菊川断層
彦島地区は、3本の橋で本州と繋がる景観ゆたかな地域です。
この地域は、過去に大きな災害に見舞われたことはありません。
しかし山口県西部から響灘沖にかけて分布する活断層帯「菊川断層帯」にかかる地域です。
菊川断層帯は、ひとたび歪みが生じるとM7の地震が起こると想定されています。
彦島地区防火防災推進協議会では、毎年、地域の防災力を高めようと下関市消防局などと協力して防災訓練を行っているとのこと。
有事の際の行動を確認する事は、本当に大切ですよね!
大地震発生(想定)角倉小学校に避難
今回の訓練には、M7の大地震が発生した想定のもと地域住民およそ350人が参加しました。
みなさん真剣な表情で、避難所である角倉小学校に向かっています。
普段、地震などの災害が少ない山口県・下関市だからこそ、大きな地震を想定して、いざという時に備える事はとても大切ですね。
避難してきた住民の受付と誘導をするのは、彦島中学校の生徒たち。
昼間に地震が発生すると現役世代が仕事などに出ていて、地域に大人が少ない場合が考えられますよね。
そんな時に戦力となるのは地元の若い力。
彦島地区では、中学生が重要な役割を担い、有事に備えているんですね!
地震による火災に備え、消火訓練も実施
地震の際、怖いのが火災。
ここで参加者が行った消火器の使い方を共有します。
1、黄色いピンを抜く。
2、ホースを持ち、火元に向ける。
3、レバーを握る。
もしもの場合は、3つの手順を忘れずに慌てず消火にあたってくださいね。
そして煙の中での避難体験。
直に煙を吸い込まないよう、ビニール袋を被って避難する方法があるんだ。
知らなかった!
取材を通して改めて日ごろから訓練する事の大切さを実感しました。
普段から有事を想定して備える事で、学びや気づきに繋がるんですね。
今回もまた学ばせて頂きました!!
取材協力:彦島地区防火防災推進協議会