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あそぼうさい~防災はじめのいっぽ~

J:COM安心安全チーム、千葉担当の織田です。
今回は「NPO法人パートナーシップながれやま」と「わが街まつど防災カフェ」の活動をご紹介します。どちらの団体も人権が尊重され、だれもがいきいきと安心・安全に暮らせるまち、そして子育てや介護・地域活動等に、市民が自主的に関われるまちづくりを目指しています。

「防災」に関しては、平時からの備えや意識付けが重要。そのきっかけを作ろうと、両団体の企画・運営にかかわる、青木さんにお話を伺いました。



<私にもできる 防災・減災ノート>

まず、ご紹介するのは「NPO法人パートナーシップながれやま」が作成した「私にもできる 防災・減災ノート」です。

「私にもできる防災・減災ノート」
NPO法人パートナーシップながれやま  代表理事 青木八重子さん

■NPO法人パートナーシップながれやま 代表理事 青木八重子さん
「私にもできる 防災・減災ノート」は、「NPO法人パートナーシップながれやま」と「流山子育てプロジェクト」の協働で制作した冊子です。乳幼児のいる家庭向けに災害時に生じるさまざまな問題について、自分で考え、書き込みながら問題点を整理する形式のノートになっています。自宅の危険箇所の確認、非常持ち出し袋・備蓄品のリスト、地震発生時の身の守り方、防災クイズなど、さまざまな内容をわかりやすく・読みやすく・いつでも手に取れるように考えて編集しました。

平時から災害時の負担軽減のために何ができるのかをパパ・ママたち家族みんなで考えるきっかけにして頂ければという思いから作成されました。

下記のブログには、その他の活動事例も掲載されています。なお、冊子は、団体がイベント出展した際に購入することができます。


<あそぼうさい~防災はじめのいっぽ>

続いては、「ゆうまつどフェスタ2024」(開催:2024年11月2日~11月8日、会場:男女共同参画センターゆうまつど)で行われたワークショップ「あそぼうさい~防災はじめのいっぽ」をご紹介します。ワークショップは、松戸市の防災講座から誕生した市民活動団体「わが街まつど防災カフェ」が企画・運営したものです。
 
ワークショップの会場は、地震や火災に関する資料や、段ボールベッドの体験など、さまざまな防災関係の物品展示が行われました。また、地震、火災、水害を体験する、VR・ARコーナーも設けられていました。

ワークショップ会場の様子①
ワークショップ会場の様子②

今回、ワークショップで注目されていたのは、VR・AR体験コーナー。
VRでは災害の状況を、3Dの立体的映像でリアルに再現。ARは、目の前のイベント会場の風景に、災害の映像を重ね、この場所にある災害リスクを疑似体験します。※note記事なので、映像をご覧いただけないのが残念です。
ぜひ、次回開催の際に体験してみてください。

VR・AR体験
VR・AR体験の様子

■NPO法人パートナーシップながれやま 代表理事 青木八重子さん
「自治会などが主催する防災講演会の講師を頼まれることが多いのですが、講演が終わった後に『これどこで売っているの?』、『防災にはもっと女性の視点が必要だね』と関心を持っていただける方が多いのです。災害への備えは、聴講された方の生きる力や行動する勇気を呼び起こし、個人のエンパワーメントを向上し、それが地域力に繋がるのだと感じています」

防災用品の展示

今回、ワークショップの会場では、来場者がスタッフに、疑問・質問を問いかける姿が、たくさん見られました。冊子の販売、ワークショップの企画・運営などは、災害に対して考えるきっかけ作りの場を提供しています。

「あそぼうさい~防災はじめのいっぽ」のタイトルの様に、きっかけは遊びに行く感覚で構いません。「防災」と聞くと難しく考えがちですが、冊子を手に取ったり、イベントに行ってみたり、気軽な一歩を団体の皆さんは待っています。

イベント情報などは、下記ホームページをご覧ください。

取材協力:NPO法人 パートナーシップながれやま
    :わが街まつど防災カフェ