外出中、災害が起きて家に帰れない!そんな時どうする?
J:COM安心安全チーム、福岡担当の谷川です。
大雨、台風、地震etc…大災害が起こると電車やバスが止まりますよね。
外出しているとあなた自身が「帰宅困難者」になるかもしれません。
その時どうするか、考えたことはありますか?
いざという時の備えを取材しました。
最大19万人が「帰宅困難者」に?!
福岡市の発表によると、福岡市の中心部を通る「警固断層帯」の南東部で直下型地震が発生した場合、最大約19万人の帰宅困難者が発生すると予測されています。
電車は地震を感知して震度5程度で止まり、安全点検が終わるまで動きません。帰りたいのに家へ向かう手段がなくなる可能性がありますよね。
また電車に乗っていれば、途中で降りることになるかもしれません。
そんなとき、知っておきたい!このステッカー!
黄色に青のイラストがよく目立つこちらのステッカー。
これは「災害時帰宅支援ステーション」に貼られているものです。
「災害時帰宅支援ステーション」とは、災害時に電車やバスが利用できず、歩いて帰宅することになった人が、水道水やトイレなどの支援を受けることができるスポットです。
福岡県や市と協定書を締結したコンビニエンスストア、ガソリンスタンド、ファミリーレストランなどに、このステッカーが貼られています。
「もしも」を考えながら歩いてみよう!
会社や学校から電車やバスで帰宅できなくなった時、歩いて帰宅できるか。
歩いて帰宅する場合にかかる時間は?その場合に危険な場所は?近くに「災害時帰宅支援ステーション」は?事前に考えて知っておくと、いざというときに安心です。
「災害時帰宅支援ステーション」は、福岡県のホームページで確認できます。https://ken-bousai.pref.fukuoka.lg.jp/bousai/index.html
私も今回初めて調べてみました。
なんと自社のすぐ目の前にあるコンビニエンスストアにステッカーが貼ってあるではないですか!こんなに目立つステッカーが貼ってあるのに、今まで気づきませんでした。
帰宅までの道のりにもたくさんあって、心強いです。
帰宅困難への日頃の備えは?
福岡県の防災担当者に聞いてみると、福岡県が作成した『福岡県防災ハンドブック』を用いて三つの要点を教えてくれました。
一つ目は、大地震などの際は、当日帰宅できない可能性があることや安否確認の方法を家族で確認しておくこと。
二つ目は、家の周辺だけでなく、会社や学校の近くの避難場所も確認しておくこと。
三つ目は、普段から携帯電話のバッテリーや充電器、ペットボトル、お菓子などの簡易食料、地図などを持ち歩くようにすること。
どれもすぐに準備できそうですよね。
これを読んだ今、このタイミングで、ぜひみなさんも備えましょう!
「災害時帰宅支援ステーション」は調べてみるとたくさんありました。
この場所を知っているだけで、帰宅困難時に助けを求めることができます。
コンビニエンスストアやガソリンスタンド、ファミリーレストランに入る時、ぜひ黄色に青色のステッカーを探してみてください!
取材協力:福岡県防災企画課