エイプリルフールだけど詐欺の電話には騙されないで
J:COM安心安全チーム、東京担当の櫻井です!
警視庁高尾警察署による特殊詐欺被害防止キャンペーンを取材してきましたのでご紹介します。
DJポリスが呼びかけ
4月1日のエイプリルフール。
高尾警察署では「世間ではウソをついていい日ですが、ウソの電話にはだまされないで」と高尾山の登山客に特殊詐欺への注意を呼びかけました。
高尾防犯協会や山岳救助隊が、特殊詐欺の最近の手口や、不審な電話がかかってきた時の対処法などが載ったパンフレットを配り啓発しました。
高尾警察署管内では2023年1年間に29件、約1億4000万円の被害、今年2024年は3月末までに4件、140万円の被害の報告が確認されています。
オレオレ詐欺など特殊詐欺が目立ち始めてから20年が経ちますが、手口のバリエーションは巧妙で多岐に渡り、いまだ被害に遭う人が後を絶たないのが現状。
しかし、こうした特殊詐欺からの被害を防ぐためには、手口の特徴や流行、自分でできる対策を繰り返し伝えていくしかないと、高尾警察署の防犯係の方は話します。
昨年秋はSOS47の松本利夫さんが対策をレクチャー
昨年秋には、高尾警察署が高尾防犯協会、高尾母の会との共催で市内の商業施設を会場に「特殊詐欺被害防止キャンペーン」を開催。
この時は「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称・SOS47)の特別防犯支援官の松本利夫さん(元EXILE)が参加し「固定電話を常に留守番電話にすることや、電話番号表示機能などの契約が効果的」と対策を呼びかけました。
ふとした時に思い出してくれれば…
年間を通じて様々な場所でキャンペーンを行っている高尾警察署。
その狙いは、多くの人に記憶にとどめてもらい、いざ電話がかかってきた時に「あの時警察の人が言ってたな」と思い出してもらうため。
最近は、スマホやパソコンを使った投資詐欺、恋愛感情を利用して騙すロマンス詐欺、ニセモノの警視庁ホームページに誘導して逮捕状がでている等とだまして振り込ませる詐欺の手口なども出てきていると言います。
高尾警察署の方は「不安を煽る手口は詐欺、もしかしてと感じたらすぐに相談してほしい」と話していました。
取材協力:警視庁高尾警察署