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ペット防災セミナーに参加してきました

J:COM安⼼安全チーム、札幌担当の菅原です。

今年の札幌市総合防災訓練では、避難所のペット同伴者受け入れ対応訓練を行うなど、近年災害時のペットへの対応が話題になっています。

今回は、特定非営利法人ホッカイドウ・アニマル・ロー(halaw)主催で開催された「ペットと共に備える 体験型防災セミナー~命を守る実践的な知識を学ぶ~」を取材しました。

※セミナーは吉田学園動物看護専門学校で開催

今回は4つのセミナーが行われました。

❶ペット防災から身近な法律を知ろう

特定非営利法人ホッカイドウ・アニマル・ロー 代表理事 今井真由美さん

今井さんからは、東日本大震災時の自治体へのアンケート調査をもとに、避難所でのペットトラブルについて話がありました。
アンケートの結果、「犬の鳴き声や臭いなどの苦情が最も多かった」との事。また、「ペットによる子供への危害が心配」「ノミが発生」などの飼い主による適正な飼育が行われていないことによるトラブルが多く見られたということです。今井さんは、日頃からのしつけの重要性について話しました。

❷体験して分かる感染症予防方法

株式会社アニマルアシステッド 代表取締役 今木康彦さん 

今木さんは、被災後は病原体が増加することから、飼い主と犬猫の感染症対策として「ペットの口の中を乾燥させないようにする」ことや、被災すると飼い主自身の免疫力が落ち、愛犬から口移しで感染する可能性があることなどを述べ、その予防法として「可能であれば歯磨きをする」などのほか、災害時の事を想定し「(日頃から)ペットが食べれるものの範囲を広げておくことが大切!」と話していました。

❸避難所ちょこっと体験

わんにゃん訪問介護ぴりかのもり 代表 青山ともみさん

体験型セミナーでは、青山さんから仮設トイレや防災食、備蓄品、いざという時に必要な避難グッズなどが紹介されました。
また、ペットと一緒に避難する際、避難グッズに加え、ペットも持たなければならない状況になると、重すぎて速やかな避難も難しくなることから、ペットや避難用品を入れるキャンプカートの使用を提案していました。

キャンプカート

❹ペットとの就寝中の避難体験

右)わんこの教室しっぽのじかん 代表 荻野隼也さん

最後も体験型セミナーです。
段ボール製のベッドの使用体験やペットと共に就寝中に災害が起きたときの対応など、実践を交えながらどのように行動すべきか、どのような道具が必要かなどのお話がありました。

■まとめ

さて、今回はペット防災セミナーについて取材しました。
主催したホッカイドウ・アニマル・ローでは、今後もペット関連のセミナーを開催する予定です。

2024HALAWセミナー①
住み慣れた地域でペットと共に暮らすために
~プロから学ぶ愛犬・愛猫の安心なペットライフとは?~
2024年11月8日(金)19時~21時30分
場所:札幌エルプラザ2F 環境研修室1・2
参加費:無料/募集定員30名(※11月5日締切)

直接話を聞いてみたいという方は、お問合せしてみてください。

取材協力:
特定非営利活動法人 ホッカイドウ・アニマル・ロー(halaw) 

mail  halaw@hokkaidou.me
HP  http://hokkaidou.me/halaw/、Facebookなど