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ペット防災には、日頃の心のつながりが大切!

J:COM安心安全チーム、東京担当の山口です!

「動物愛護週間(9月20日~26日)」期間中の9月21日(土)、三鷹市で「わんわんBOUSAI教室」が開かれ、市内のわんちゃんと飼い主15組が集まりました。

参加者と愛犬たち

講師は、人と動物にとって優しい社会づくりを目指すNPO法人社会動物環境整備協会のドッグインストラクター今関恭子さん齋藤直子さん

NPO法人社会動物環境整備協会 齋藤直子さん(左)今関恭子さん(右)

災害時に犬を安心させられるのは飼い主!

はじめに「災害時は人間もすごく不安だけど、犬たちも不安なので、飼い主が犬たちを安心させてあげることが大切で、その上で日頃の『心のつながり』を作っておくことが重要」と話がありました。

おとなしく話を聞くわんちゃんたち

「心のつながり」を作るには?

心のつながりを作るにはどうすればいいか?それは「褒めてあげること」。
犬は、人の気持ちを感じ取る能力があり、褒められるともっと期待に応えようと頑張る動物なんだそうです。

おすわりができて褒めている様子

信頼関係ができたら、いざトレーニング!

どんな時でも、呼んだらすぐに来るようにするトレーニングでは…
 ①リードをつけた状態でめいっぱい離れる
 ②「おいで」と言いながらリードを手前に引き犬を引き寄せる
 ③近くにきたら、たくさん褒めてあげる これを繰り返す
といいそうです。

注意点として、おやつを使ってトレーニングをしないこと!おやつが無いと吠えてしまったりすると、避難所で迷惑をかけることになってしまいます。

呼ぶと駆け寄ってくる愛犬

避難する時も危険はいっぱい!

避難する時、道路には、塀やがれきなどが散乱していて、危険がいっぱいです。もし、危険な場所を通るときは、犬が怖がらないように飼い主が「大丈夫」と声をかけながら、先に歩いて安全であることを見せてあげると、犬も安心してついてきてくれるそうです。

災害現場に見立てた障害物の間を歩くトレーニング
飼い主が先導すると犬も後をついてくる

日頃の準備と飼い主同士の助け合い!

主催したNPO法人Mitakaみんなの防災藤田優美さんは「三鷹市の避難所にはペットスペースが用意されていますが、決して過ごしやすい環境ではないので、基本は在宅避難できるように、ペットフードなどは多めに備蓄しておくことが大切です。
もし、避難所に避難した時は、飼い主同士助け合って、ペットのお世話や掃除など、できることを率先してやってほしい」と呼びかけていました。

備蓄品を紹介する NPO法人Mitakaみんなの防災 藤田優美さん

【取材協力】
■NPO法人 Mitakaみんなの防災
https://www.mitaka-minnano-bousai.jp/

■NPO法人 社会動物環境整備協会
https://www.sesj.org/

もっとペット防災について知りたい方は、ペット防災の専門家 平井潤子さん(NPO法人アナイス理事長・公益社団法人東京都獣医師会事務局長)とタレントのベッキーさんの対談を公開中です!
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