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災害時の「水」を確保!

J:COM安心安全チーム、神奈川担当の島田です!

伊勢原市にある峰岸下自治会では、災害時の「水」を確保するために、ある場所から水をひいています。

水を運ぶ自治会役員

災害時は水が出ない可能性あり!

大地震で水道管が破損すると、水が出なくなります。
一般的な備蓄目安である1日あたり3リットルを飲み水を、3日分確保している家庭は多いと思います。でも、洗濯、掃除などに使うための生活用水までは確保できていないのでしょうか?

そこで峰岸下自治会がとったのは、井戸から生活用水を確保することでした。

井戸を調査している様子

地域に大量の水がくめる井戸が存在!

自治会内にある水道施設工事会社の敷地内には、深さ48メートルの井戸があり、そこから大量の水がくめることが分かりました。

自治会は水道施設工事会社と災害時協力体制に関する協定を締結。
住民は災害による断水時に敷地内の井戸から水をくめるようになりました。また、水道施設工事会社には、2トンの水が入る貯水タンクで生活用水を配布してもらえるようにもしたのです。

生活用水運搬訓練

手動では水をくむのは大変!

しかし、電気が無いと井戸から水をくみ上げるのは大変です。
そこで自治会は、機材レンタル会社と優先的に大型発電機を借りられるように協定を締結。発電機を使う事でポンプで水をくみ上げることができるようになったのです!

レンタルした大型発電機
井戸ポンプ
井戸に蛇口を付けて給水している様子

全6箇所の井戸で水道復旧まで耐える!

峰岸下自治会では、水道施設工事会社の井戸以外にも、個人宅の井戸も災害協力井戸として登録。
災害時には、全6箇所の井戸を活用して水道が復旧するまでの生活用水を確保できるようにしています。

内閣府によると阪神・淡路大震災では、水道の完全復旧までに最大でおよそ3ヶ月かかったそうです。
こうした昔ながらの井戸を活用する方法が広がれば、災害時に洗濯や掃除などに使う生活用水が確保できるようになるかもしれませんね!


取材協力・画像提供:峰岸下自治会