独自の声掛けカードで災害時サポート
皆さんの地域には、要援護者以外にも災害時にサポートが必要な人たちはいませんか?
要援護者以外も自治会がサポート!
神奈川県川崎市の新百合ヶ丘自治会には、要援護者が22人(2023年10月時点)いますが、その人たち以外にも災害時にサポートを必要とする人たち(高齢者・妊婦・乳幼児がいる家庭など)がいる事を懸念し、何か支援できないかと考えていました。
【要援護者:基本的に災害時に自力で避難することが困難な高齢者や障がいのある方】
自治会独自の「声掛けカード」
そこで自治会の自主防災組織は、災害時にサポートを希望する人たちを把握しようと独自の「声掛けカード」を作成!
地域住民はこのカードに、氏名・住所の他、サポートが必要な理由等を記入し自治会に提出します。このカードを見れば、各家庭がどんな理由でサポートを必要としているのかが分かるようにしたのです。
結果的に住民269人がカードを提出し、災害時に助けて欲しいことが判明しました。
災害時の活用方法
災害時は、安否確認を実施する役員にこの「声掛けカード」を共有。
役員は2人1組で地域を回り、高齢者や乳幼児と暮らしている世帯を優先に訪問するそうです。
また個人情報を守る為に「声掛けカード」は厳重に金庫に保管しています。
自治会が、要援護者だけでなく、サポートの必要な方をしっかりと把握し、災害時に支援する事で、自治会内での共助が成り立つようにしています。