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地元のヒーローが歌と踊りで交通安全を呼びかけ!

J:COM安心安全チーム、 東京担当の山口です。

4月6日~4月15日までの「春の全国交通安全運動期間」、各地で交通安全教室や見守り活動などが行われていました。

私も、勤務先の最寄りの駅で警察署の方から、こんなチラシを頂きました。

小金井署交通事故撲滅ソング…?
YouTube動画を作成しました…?

「なんか正義のヒーローもいるし、気になるなぁ」と思い、早速QRコードを読み込んで動画を見てみました!

冒頭、軽快な伴奏にのって、馴染みのある武蔵小金井駅や野川など、地域の風景が映し出され、期待度が高まります。

すると、曲に合わせて、署員のみなさんがダンスをしているのですが、その前には正義のヒーローが!

小金井警察署の交通安全大使「コガネイダー」と「ブンジー」

小金井警察署が管轄する小金井市と国分寺市のヒーローでした。
2021年に交通安全大使になり、地域の交通安全を呼びかけているそうです。

右側の「コガネイダー」は小金井市のヒーロー。
コガネ虫をモチーフに、小金井市の花である「桜」がベルトのバックルに刻まれています。

コガネイダー

「ブンジー」は国分寺市のヒーロー。
市のイメージキャラクター「ぶんじほたるホッチ」をモチーフに国分寺市の花「さつき」色のコスチュームに身を包んでいます。

ブンジー

バックダンサーにも注目!

ヒーローに目が行きがちですが、バックで踊っているのはもちろん小金井警察署のみなさん。真面目に一生懸命踊っていますね。

メインボーカルも小金井警察署員

そして、美しい歌声を披露しているのは、小金井警察署 刑事組織犯罪対策課の澤居さん。警視庁音楽隊でホルンを担当していたことから抜擢されたそうですが、実は声楽の経験はないそうで、人知れずボイストレーニングに通ったそうです。

でも、どうしてこの歌を作ったんでしょうか?
澤居さんに詳しいお話を伺ってきました。

交通事故撲滅ソングを作ったきっかけは?

「コロナ禍で、交通安全啓発のイベントやキャンペーンの中止が続く中、交通安全を呼びかける方法のひとつとして、2021年に署員が考えて生み出したのが「コガネイダー」と「ブンジー」です。そんなヒーローたちのことをもっと知ってもらって、交通安全の意識を高めたいという思いから曲を作りました。楽しんで聴いていただけるようにポップな曲調で、歌詞に名所を加えて親しみが持てるようにと考えました。2023年3月の交通安全のつどいで初披露した時、耳に残るいい曲だと市民のみなさんに好評でうれしかったです」

YouTube動画を制作したのは?

「せっかくなら、動画を作ろうと署内でも話が盛り上がって、作ることになりました。さらに、署員が『みんなで踊ろう!』と声をかけあって、バックダンサーとして踊ることになりました。撮影当日は、交通課を中心に署員が集まり、踊りの練習もそこそこに撮影しました。すごくたどたどしいのですが、それがかえって面白いなどと、市民の皆さんからも声をかけられることがあります」

小金井警察署管内の交通事故の状況は?

「現在、自転車が関係する事故が多くなっています。例えば、車道と歩道の段差で転んだり、洋服がタイヤに絡まってしまう、立ちこぎしようとしてペダルを踏み外してしまうなどの単独事故があります。ですので、ヘルメットの着用をお願いします。また、傘さし運転もいまだに多いので、自転車の交通ルールを守ってください」

この曲を聞いて交通安全の意識を!

「この曲を聞いて、思い出したときに少しでも気を付けようという意識を持ってもらえたらうれしいです。また、街で署員を見かけたら『見たよ!』と声をかけてください」

この曲の歌詞にあるように、交通事故のない笑顔が広がる町になるように、みんなで交通マナーを守っていきましょう!

取材協力:警視庁 小金井警察署